食の欧米化の影響が齎したメリットについて

食の欧米化の影響が齎したメリットについて

食の欧米化の影響が語られる場合にはネガティブな側面からによる言説が多いのですが、寧ろメリットとして捉えるべき要素も幾つも存在しています。
旧来からの日本の食事は米飯を中心とするものでしたが、傾向として米の栄養価の兼ね合いから糖質に偏る・過多になる傾向にある事や、塩気の強い副菜による塩分過多という問題も孕んでいます。
一方で欧米系の場合は脂質過多の傾向がありますが、塩分摂取については少なくなるという傾向も持っています。
日本においては食の欧米化が進む段階で、日本型と欧米型が混在するようになっています。
例えば朝は欧米型・昼は日本式といった形によってです。
混在によって互いの弱点が埋め合わされるような形となり、結果として栄養面ではより優れた状況が構築されるようになったというメリットを挙げられる訳です。
実際に平均寿命等に関するデータを読み解くと、ある程度欧米化の影響が顕在化してからの方が長寿化している傾向を見て取る事が可能で、メリット面の裏付けとなっています。